自由をもたらすフラットカーテンという新スタイル

カーテンといえばヒダのある形が一般的ですが、フラットカーテンはヒダをつくらず、生地をそのまま掛けるシンプルな仕様です。
このシンプルなフラットカーテン、実は見せ方の自由度が高く、空間や好みに合わせて表情を変えられるのが最大の魅力。今回は当店のスタンダードな仕様「フラット」カーテンを“整えすぎない美しさ”をつくるための選択肢としてご紹介します。

フラットカーテンの魅力①|実はヒダ感を自由に選べる
フラットカーテンの概念を一言でいうと、「自由」。
あまり知られていないですが、その魅力は、見せ方を自分で選べることにあります。
一般的なカーテンはヒダの形が決まっていますが、フラットは生地の分量によって印象が変わります。すっきり見せたいなら1.2倍程度、やわらかさを出したいなら2倍近くと、空間に合わせて調整できます。(当店では1.2倍をスタンダードとしています)

同じ生地でも、この違いだけで部屋の雰囲気は大きく変わります。
上の画像をご覧ください。画像上は採寸幅いっぱいくらい(1.1倍程度)のヒダ感で仕立てたフラットカーテン。
シェードや縦型ブラインドのような直線的なスッキリさがあります。
一方画像下は2倍くらいのヒダ感の仕上がり。エレガントなイメージになります
窓の大きさや光の入り方に合わせて、自分に合ったバランスを選べること。その自由さが、フラットカーテンの一番の魅力なんです。
フラットカーテンの魅力②|シンプルですっきりとした空間へ

フラットカーテンの特徴は、ヒダをつくるための“タック”がないことです。
上の画像でいうと、上がタックを作った仕様、下がタックがないフラットカーテンです。
一般的なカーテンは上部にタックを取り、ヒダを整えますが、その分どうしても厚みや凹凸が生まれます。
フラットカーテンは生地をそのまま掛けるため、上部のラインがすっきりと整い、軽やかな印象に。カーテンはもちろんですが間仕切りカーテンにはフラットが断然素敵だと思います。

また、装飾が少ない分、窓辺に余白が生まれ、部屋が広く、天井も高く感じられます。窓まわりが整うことで、空間全体がすっきりと見えるのも特徴です。
一見すると小さな違いですが、実際に掛けると印象は大きく変わるのがフラットカーテンならではなんです。

フラットカーテンの魅力③|カーテン素材の表情を引き立てる
フラットカーテンは、ヒダがない分、生地のテクスチャそのものの表情がそのまま現れます。
一般的なカーテンはヒダによって陰影が生まれる一方で、柄や織りの質感は分散されがち。
フラットカーテンは面として見えるため、素材の風合いやテクスチャがよりはっきりと伝わるんです。

当店で扱っているカーテンは、織りや質感に個性のあるものが多いので、このフラットの仕様ととても相性が良いと感じています。光の当たり方による表情の変化も楽しめるのは、このスタイルならでは、です。
フラットカーテンの魅力④|実は価格を抑えられる一面も

フラットカーテンは見た目の美しさだけでなく、実はとても合理的な仕様でもあります。
一般的なカーテンのようにヒダをつくる工程がないため、縫製がシンプルになり、その分コストを抑えることができます。
生地を活かした仕上がりでありながら、価格面でも取り入れやすいのが特徴です。

また、形がシンプルなぶん扱いもしやすく、日常の中でのストレスが少ないのもポイントです。
見た目と実用性のバランスが取れていることも、フラットカーテンの魅力のひとつだと感じています。
フラットカーテンを美しくする仕様と縫製のこだわり

フラットカーテンはシンプルに見えますが、実は仕上がりの美しさは細かな仕様と縫製の技術に大きく左右されます。
ヒダがない分、生地のテクスチャやラインがそのまま表に出るため、縫い方が整っていないと、生地がつっぱったり直線が歪んで見えてしまいます。きれいに見せるには、それだけ高い精度が求められるんです。

その前提のもと、ラミューではフラットカーテンに合う仕様を追求してきました。
生地の耳や裾はできるだけシンプルに仕上げ、余計な要素を加えないこと。そして厚地・レースともにメロー加工を採用することで、軽やかですっきりとした見え方と、生地本来の質感が活きる仕上がりを大切にしています。
シンプルだからこそ、ごまかしがきかない。
フラットカーテンは、仕様と技術の積み重ねによって美しさが決まるカーテンだと考えています。
フラットカーテンを選ぶ上で知っておきたいこと
フラットカーテンを検討される際に、ひとつ知っておいていただきたいのが「巾継ぎ」です。
生地の特性上、幅が広くなるとどうしても生地のつなぎ目(縫製)が入ります。特に1.2倍程度のようにヒダが少ない場合は、そのラインが見えやすくなることがあります。

ただし、柄合わせや縫製によってできるだけ自然に見えるよう仕上げるのが、私たちの技術の見せどころ。そこはご安心ください。(画像上も巾継ぎが入っていますが柄がしっかり合っているのがお分かりでしょうか?)
もしつなぎ目が気になる場合は、生地の分量を少し増やしてヒダを出すことで、見え方を調整することも可能です。

フラットカーテンは、シンプルな分だけ良さも特徴もそのまま表れます。だからこそ、空間や生地とのバランスを見ながら選んでいただくことが大切だと考えています。
当店では、フラットカーテンを“簡略化された仕様”ではなく、窓辺を美しく見せるための選択肢として提案しています。これからも、その可能性を広げていきたいと思っています。
